
「AIでマンガも作れる時代に、わざわざ人に頼む意味って何ですか?」
実は、こういったご質問をいただくことも増えてきました。
今はAIを使えば簡単に画像が作れたり、セリフの入ったストーリーマンガを自動生成することもできます。
手軽さやコスト面では、AIが圧倒的に優れている場面もあるでしょう。
ただ、思っているカタチにまで仕上げるのは、現状ではかなり大変です。
まず、本業を犠牲にしてかける時間と労力に見合うのか?一度、試してみられると良いかもしれません。
もっと本質的なことを言えば、
「本当に伝えたいことって、そんなに単純じゃない」と、私たちは感じています。
人と話しているとき、相手の表情や間の取り方で、
「あ、この人、本当はこっちを大事にしてるんだな」と気づく瞬間がありますよね。
私たちが大切にしているのは、まさにその“行間”をすくい取る作業です。
表には出ていない、または自分では気づいてないその会社らしさや、その人の魅力を感じ取って、
どうすれば相手に届く形で描けるか?を、毎回ていねいに考えています。
それは、自分で入力したことしか出力されないAIとは違う部分かもしれません。
対話を大事にし、行間を読み、本人も気づかない魅力を引き出し「この1社、この1人のためだけに作られたマンガ広告」を、人間キタデザインは、もっともっと意識して作り続けていく覚悟です。
「情報は載せたはずなのに、伝わらない」そんな経験はありませんか?
展示会用のチラシやカタログを一生懸命作っても、「読みやすいはずなのに、反応が薄い…」
「自社の強みをどう打ち出せばいいのか分からない…」そう悩まれている方はとても多いです。
でもそれは、内容が悪いわけではありません。むしろ、伝えたい情報がたくさんあるからこそ、
受け手にとって「どこに注目すればいいのか」が見えにくくなってしまっているのです。
「何を描くか」よりも「どう伝えるか」
キタデザインでは、ただマンガを描くのではなく、「どの順番で見せれば、相手にスッと届くか」「どう表現すれば、“なんかいいな”と感じてもらえるか」といった構成や編集の部分に、特に力を入れています。
ヒアリングでは、お客様の語るひと言ひと言に耳を傾けながら、時には表には出てこなかった魅力や個性を拾い上げて、それをストーリーに落とし込んでいきます。
「伝えたいことはある。でも、うまく言葉にならない」そんな段階でも大丈夫です。
むしろ、そういった“まだ言葉になっていない想い”こそ、私たちの編集力が生きるところだと思っています。
お客様の「困った」に寄り添い、共につくるパートナーでありたい

ありがたいことに、キタデザインは「話しやすい」「親身に聞いてくれる」「なんとなくモヤモヤしていたものを、言語化してもらえた」といったお声を多くいただいています。
人柄や、柔らかい絵のタッチ、汲み取る力や洞察力を評価いただけるのは、キタデザインが「作業」ではなく「描く前の対話」を大事にしているからだと思います。
これから益々、AIや技術は進化していき、知識や情報は加速度的に溢れていきます。
最近ではAIも相談に乗ってくれる便利な相棒になってきていますが、言葉にできない「困った」や「妄想」を楽しみながら一緒に考えてくれる顔が見える相手が欲しくなったら、キタデザインに相談してみるのも手かもしれません☆
